『将棋の渡辺くん』第6巻発売
将棋の渡辺明名人は、『週刊新潮』に将棋コラムを連載している。今週号の記事で『将棋の渡辺くん』の第6巻が出たことを知る。『将棋の渡辺くん』は渡辺明名人の奥さん伊奈めぐみが月刊少年マガジンに連載している渡辺明名人をネタにしたノンフィクション漫画である。今週は奥さんの本の宣伝をして提灯持ちをしたわけですね。このマンガ、渡辺明名人のキャラクターがユニークで私も5巻まで愛読しました。いかんせん月刊誌の連載で分量が少ないので1冊の量になるのに時間がかかる。第6巻は、藤井聡太6冠の登場により、渡辺明名人が失冠する現場が描かれており今までにない話の展開に一気読みしました。将棋界実に面白し。
稲妻や将棋盤には桂馬飛ぶ
吉屋信子の句。
『釣りバカ日誌』新展開
最初号のビッグコミックオリジナルを手にとり、『釣りバカ日誌』を読み始めたら、浜ちゃんの妻ミチコさんが、第二子懐妊の衝撃発表。109巻まで来ている長寿マンガだが、ここに来て鯉太郎に弟か妹が出来るとは、本当にびっくり。そもそも浜ちゃんて今何歳?連載が長いので大ベテランのおじさんとばかり思っていました。話がマンネリ化しないように新たなネタも必要だから大歓迎だが、さていつまで『釣りバカ日誌』続くのだろう。
釣りに出る品川沖や雲の峯
野村喜舟の句。
新タマネギ
スーパーには、この時期新タマネギが並ぶ。新玉ねぎは、収穫後すぐに出荷された玉ねぎ。収穫されたばかりであるため、皮が薄くて柔らかい。乾燥が進んでいないため水分が多くみずみずしい。晩酌のつまみは、スライスしてカツオ節をドバッとふりかけ、醤油をかけ回して一丁上がり。レンジでチンして、バターやチーズをのせるのも旨い。新タマネギは、生ではシャキシャキとした食感で、加熱した場合はとろとろになる。一玉ぐらいは軽く食べられます。
新玉葱研ぎしばかりの刃に応ふ
岡本まち子の句。
ミロ展
愛知県美術館で開館30周年を記念して『ミロ展』が開催されている。ミロは、スペインのバルセロナ出身の画家で、ピカソやダリと並ぶスペインの巨匠である。美術図鑑を開いても、その独特の絵は印象に残るが理解を超えていた。率直に言えば苦手なのだが、紹介記事を読むとミロは大の日本好きで、浮世絵や俳句を通じて日本に憧れていたという。俳句に関心があったと知れば贔屓したくなるというもの。運動不足解消に散歩がてらミロ展に出かける。実物を見ても相変わらず作品はよくわからなかったが、それでもミロが詩と絵画を区別せず同一のものとして表現しようと格闘したことは感じる。文字が絵画となり、線が感情となり、誰も描いていない世界を実現させた、その凄さに興奮を覚えた。
ミロの鳥浮かれだしたる夕立かな
仙田洋子の句。