『南風』7月号が届く。


雷の気の躑躅の蕊に濃かりけり


村上鞆彦主宰の作品欄のタイトルが「蕊」。冒頭の句はその最後の句。
ふと蕊の字は、なぜクサカンムリに心の字が三つなのかと疑問がわく。蕊の字を漢和辞典で調べても、「しべ」「ずい」と読み、意味は、めしべ・おしべ。花の生殖器官と説明があるのみ。心の字は心臓の形に由来するので、蕊は心臓のように花の中心に密集している様子を文字にしたものだろううが。結局よくわからなかったのでした。