『俳句』新春座談会

『俳句』1月号の新春座談会「新時代、俳句はどうあるべきか」を読む。座談会の参加者は、司会役の関悦史、片山由美子、鴇田智哉、大西朋の4名。コロナと俳句、新時代に期待する俳人の話など面白く読んだが、一番共感したのは関悦史の『新聞記事は個別には全部ネットに移すことができても、整理部ないと一定の紙の面積の中で「これだけの面積を取ったからこの記事は重要だ」という評価を誰もできないわけですよ。』の発言。ネットはオープンに誰でも参加できるが制限がない。評価軸がない世界で、共通基盤がないため活動は孤立していて拡がりがないのである。整理して案内をするプラットフォーマーがこれから必要とされてくるだろう。

 

クラウドに慟哭満てり額の花

 

対馬康子の句。