句集『稲津』(111)羽交締め
【句集『稲津』(111)】
二階より高きところを赤蜻蛉
二階の窓を開けると赤蜻蛉が飛んでいた。蜻蛉はどれ位の高さまで飛ぶことができるのだろう。休む場所や外敵からの護身を考えると、どこまても飛べないか。
深々と息する秋が羽交締め
深呼吸する私を秋の季節が羽交締めしてくるようだという句意。「息する」で切れるのだが、息する主体が不明。全身で秋の気配を受け止めた感じが詠みたかった。
【句集『稲津』(111)】
二階より高きところを赤蜻蛉
二階の窓を開けると赤蜻蛉が飛んでいた。蜻蛉はどれ位の高さまで飛ぶことができるのだろう。休む場所や外敵からの護身を考えると、どこまても飛べないか。
深々と息する秋が羽交締め
深呼吸する私を秋の季節が羽交締めしてくるようだという句意。「息する」で切れるのだが、息する主体が不明。全身で秋の気配を受け止めた感じが詠みたかった。