句集『稲津』(152)黒タイツ
【句集『稲津』(152)】
黒タイツ足の先から来る冬
黒タイツをした足がならぶ電車席。冬の寒さは足元から来る。寒くなってくると衣服の色は黒っぽくなっていく。光を集めて暖をとるためだろうか。
のど飴を舌に転がし冬初め
冬は乾燥するので、飴を舐めていることが多い。お気に入りは、龍角散のど飴。口の中で転がしてあるうちに次第に小さくなり、いつのまにか無くなっている。
【句集『稲津』(152)】
黒タイツ足の先から来る冬
黒タイツをした足がならぶ電車席。冬の寒さは足元から来る。寒くなってくると衣服の色は黒っぽくなっていく。光を集めて暖をとるためだろうか。
のど飴を舌に転がし冬初め
冬は乾燥するので、飴を舐めていることが多い。お気に入りは、龍角散のど飴。口の中で転がしてあるうちに次第に小さくなり、いつのまにか無くなっている。