『アウトロー俳句』

北大路翼編の『アウトロー俳句』がアマゾンより届く。新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」のアンソロジー。都会の暗闇に蠢く者たちの俳句108句(人間の煩悩の数に合わせたか)が収録されている。最近の中心線をずらしたような現代俳句より、きれいではないがストレ…

年末賞与

「年末賞与」「ボーナス」は冬の季語。賞与自体は、夏にも支給されるし、決算賞与もあるから冬の独占事項ではないわけだが、越年資金、餅代などと呼ばれた時代の名残りなのだろう。 大企業は10日あたりに支給されることが多いが、中小企業のわが社はこれから…

健康

「鼓腹撃壌」という言葉がある。よく治められた太平の世には政治を意識することもない。健康も又然り。五体健やかなるときは、健康の文字さえ頭に浮かばない。調子が悪くなって初めて、対象の器官を意識するようになる。 ということで、本屋の書棚に面陳され…

長崎ちゃんぽん

昼食に長崎ちゃんぽんを食べる。「ちゃんぽん」は「様々なものを混ぜること、または混ぜたもの」を意味する言葉だが、この言葉を覚えたのは長崎ちゃんぽんからだろうな。長崎ちゃんぽんは、チェーン展開するリンガーハットが有名だが、食べ物としては明治時…

日短

「日短(ひみじか)」という季語がある。冬の日暮れの早い様子をあらわした季語である。冬至の頃が一日が一番短く、過ぎ行く時間の速さが気ぜわしい。俳句初心者の頃に「ひみじか」で4音しかないと思っていたが、読むときに「ひいみじか」で5音の取り扱いが…

炬燵

炬燵は日本独特の暖房措置らしい。思えば子供のころから、冬といえば炬燵とワンセットであった。大学時代の下宿部屋にも、真ん中には常に炬燵があった。 現在の我が家では炬燵は出さない。子供たちも家を出てしまい、炬燵に入れば何もしなくなってしまうから…

草間時彦『瀧の音』

草間時彦の第八句集『瀧の音』を入手したので早速読みました。著者の八十歳代の句集である。年齢を感じる句が多く、病気や老いが頻繁に題材にとりあげられている。草間は本句集で蛇笏賞を受賞、翌年八十三歳で亡くなっている。 八十歳は実感なき年齢だったが…

寒気団

今週の天気予想は荒れ模様。強い寒気の影響で、名古屋は最低気温0度が予想されており、岐阜は今日も明日も雪となる確率50%以上だそうだ。今週は初雪となるかもしれない。積もって電車が止まるのは勘弁してほしいが。 家の皇帝ダリアも霜が降りて枯れてし…

年賀状

親戚が郵便局員なので頼まれて、いつも年賀状を買う。来年は戌年なので年賀状もスヌーピーが使われている。年賀状も数十枚の内はいいが、数が増えてくると出すだけで手一杯となる。早めに取り掛かればいいのだが、なぜか後回しになるのだよね。 正月に年賀状…

霜枯

朝起きて、毎日犬を連れて散歩する。 霜が降りて、我が家のまわりには白い風景が広がる。繰り返し霜が降りて、草木は枯れ萎び小さくなってゆく。蕭条たる冬の季節である。 霜がれて鳶の居る野の朝曇り 加藤暁台の句。暁台は江戸時代の名古屋の俳人。

11月度南風メール句会

「南風」の11月度メール句会の結果がメール配信される。今回が4回目の開催。 私の成績は1点句が2句でした。平田華子さんに特選に選んでいただきました、ありがとうございます。名前が掲載されないとさみしいので、何とかしがみついている感じ。今回の参加…

はじめの一歩

朝寒すぎて、ベッドから出られない。 寒いのは苦手。少年マガジン連載の『はじめの一歩』再帰戦で幕内一歩が敗戦。一歩がパンチドランカーとなり今後のストーリー展開が見えて来ない。いままでは長期連載でダラダラ感は否めなかったが、緊張感ある物語を紡い…

はしだのりひこ

12月2日にはしだのりひこ逝くとニュースが流れる。 大ヒット曲「風」が発売され流行したのが昭和46年、私が小学校6年生の時。多感な子供に、大きな影響を与えた。ふりかえれば風が吹いているだけと、センチメンタリズムとニヒリズムが混ざり合う歌を、幾度も…

忘年会

昨日は、会社事務所のメンバーで忘年会。牛タンとカツオのたたきが売りの店で宴会。日本酒を2合も飲めば、すぐに酔います。みんなで飲み食いしながら、しゃべるのは楽しい時間。 忘年会果てて運河の灯影かな 小川濤美子の句。

オイル交換

車の表示ランプにオイル交換が点灯。XVに乗っているので岐阜スバルに持ち込み、定期点検とオイル交換をしてもらう。バッテリーも次回の点検時には換えたほうがいいですよと言われる。使っていれば、オイルもバッテリーも交換が必要になるのは仕方がないか。 …

ジャコメッティ展

豊田市美術館にジャコメッティ展を見に行く。 ジャコメッティの奇妙な彫刻群、見たことのない世界がひろがる。 我々が見ている世界の認識は、かくも人によって異なるのか。ジャコメッテイが「見えるものを見えるままに」製作したものは、こんな形になるのか…

朔出版

アマゾンから岸洋子の『俳句で夜遊びはじめました』が届く。出版社は「朔出版」とある。そういえば、今井聖の『言葉にすればもう古し 加藤楸邨論』も出してたよな。最近、立て続けに俳句の本を出しているけど、どんな会社とネット検索。 2016年10月にできた…

師走

十二月である。今年も残り一か月となる。 師走ならぬ私走、一年が速い速い。金山駅の構内には、宝くじ売場があるが、十億円の貼り紙をして年末ジャンボが売られている。一億円からドンドン金額が上がり、そのうち十億円になるぞと思っていたが、意外に早く実…

物忘れ

最近なにかと忘れ物をする。昨日は、部分入れ歯をし忘れ、一昨日は時計をしないまま出勤。その前日は、壁にかけていたコートを着ないまま家を出て駅で気付いた。人の名前は出てこないのはよくある話し。いよいよボケてしまうのだろうか。この三日間の忘れ物…

水洟

寒くなると風邪をひく。TVに風邪のCMが増えた。通勤電車の車両も鼻水をすする音が絶えない。これで風邪をひかないのは、ありえない。マスクをして人様に迷惑かけないようにするしかないね。 水洟やお茶碗ひとつ箸一ぜん 後藤綾子の句。面白い。

子規の「写生」

昨日に続き、今井聖の『言葉となればもう古し』より。「第2章リアルの系譜—子規から楸邨へ」の<「写生」と「花鳥諷詠」>の文章を引用する。 人は限りある「存在」の瞬間を、見えるもの、聞こえた音、匂い、味覚、感じられる触感の中で実感し、そこに自己…

『言葉となればもう古し』

ちょっと早いが、冬用タイヤに交換する。これで雪道の心配はなくなる。とはいっても、私の住む地域は雪は1年に数回降るだけなので、勤め人としての一応の用心。 タイヤを交換している間、モスバーガーで『言葉となればもう古し 加藤楸邨論』(今井聖著、朔出…

『南風』12月号

家に帰ると『南風』12月号が届いている。 初めて津川絵理子主宰の選評をいただきました。 川底をゆつくり流れ柿落葉 落葉が川底に溜まっているのではなく、「ゆっくり流れ」ている。この中七が眼目。やや厚みがあってしっかりした柿落葉らしさが出ている。 …

蕎麦

昨日の昼食は、ざるそばを会社の近くの蕎麦屋で。 実は一昨日も、蕎麦を食べた。同じざるそばでも、これほど違うかというほど味の差を感じる。取り組む姿勢の差が出るのだな。一昨日の店は、土岐市下石町の『秋新』。田舎ソバの歯応えがたまらない。 秋新と…

定年バカ

勢古浩爾の『定年バカ』(SB新書)を読み終える。わたしはこの人の定年モノが好きで愛読しているが、結論はわかっているのである。一言「自分の好きにすればよい」。 勢古節で、快刀乱麻つぎつぎと定年本の主張を論破していくのがスカッとするのだな。 元…

勤労感謝の日

本日、勤労感謝の日。 新聞に、天皇退位は2019年5月有力と報道。平成も終るかと思うと感慨深い。就職して働き出したのは昭和56年からだが、平成の時代はわが勤労人生と完全にかぶるわけである。終焉という言葉が、ふっと浮かぶ。平成の終わりで、仕事を止…

『働きマン』

21日は『女子柔道部物語』第3巻の発売日。小林まことと言えば柔道マンガ、累計35万部とある。買って帰りの電車で一気読み、面白い。 帰宅途中に晩酌のビールを買いにコンビニへ立ち寄り。安野モヨ子の『働きマン』がコンビニ専用コミックで売られている。累…

皇帝ダリア

家の皇帝ダリアが満開を迎えた。開花時期は11月後半から12月前半。2メートルはある背丈で一番上に、薄紫の花がいくつも咲いている。寒空に圧倒的な高さを誇示し、毅然として咲くその様子は、皇帝の称号がふさわしい。5~6メートル伸びるものもあるらしいから…

冬紅葉

冬になっても見られる紅葉を「冬紅葉」と呼ぶ。寒さが厳しさを増していくとともに、紅葉の色合いは鮮やかさを失い、くすみ濁りだす。11月後半はまだ紅葉が残るが、冬の景色へと加速してゆく。 冬紅葉冬のひかりをあつめけり 久保田万太郎の句。

薬喰

今年も「柳家」になじみのメンバーが集結し、1年のご褒美に薬喰。「薬喰」は、古く仏教の訓えにより肉食禁止であったが、寒中には薬と称して獣肉を食べたことによる。鹿肉のヒレとロースを炉端で焼いたものを頬張り、味噌仕立ての牡丹鍋、自然薯のとろろ飯、…