2020-01-01から1年間の記事一覧

師走

本日より12月、師走が始まった。 日ごと寒さが増し、冬が来たことを実感する。通勤にコートは必須アイテムとなった。 コロナ感染も止まらない。娘から年末の帰省予定のメールが来る。年末静かに家族揃って年越しできるように願うしかない。 とぢし眼のうらに…

アーモンドアイ

第40回ジャパンカップは、C.ルメール騎乗の1番人気、アーモンドアイが勝利して芝G1の9勝目をマークし有終の美を飾った。また、アーモンドアイは総獲得賞金ランキングでも19億円超えを達成して、歴代1位のキタサンブラックを抜き1位となった。 アーモンドアイ…

『はじめまして現代川柳』

ジュンク堂に『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)が平積みしてあり、衝動買い。 川柳作家35名の76句選のアンソロジー。選者は小池正博。俳句と同じ五七五であるものの、川柳は門外漢。だから現代川柳といわれても、それが何なのかまるで分らない。…

鴇田智哉『エレメンツ』

正直言えば、私は鴇田智哉がわからない。わからないが句集は買って読む。半分以上の句は意味不明ないしは理解を超えている。このわからなさは何なのかを知りたいから読むのだ。最新句集『エレメンツ』(素粒社)の後書きを読んで、わからなさの秘密が少し見…

矢口高雄逝く

『釣りキチ三平』で知られる漫画家矢口高雄が、膵臓ガンで亡くなった。享年81歳。30歳で秋田銀行を退職し、漫画家を目指した。美しい日本の自然を緻密に描いた。抜きん出た画力は比類ない。個人的には『おらが村』がイチ押し。合掌。 ふるさとの山に向ひて …

第40回南風メール句会

第40回南風メール句会の結果が配信される。 今回は71名参加、213句の投句。並選に4名選という結果。誰かの琴線に触れる俳句を作れればと思いながら、投句を続けている。自分の句の出来不出来はさておき、完全スルーとなるとへこむ。それだけは回避したい。 …

つけ蕎麦

金山駅の構内にある蕎麦屋で「つけ蕎麦」ゴマダレ風味というものをはじめて食べる。つけ麺の蕎麦バージョンの創作メニューである。食べた感想は、まずくはない、いやよく冷えているので、飲んだシメには合うかもしれない。しかし、あえて蕎麦を使う意味はあ…

三連休

世の中は3連休であるが、土曜日出勤で本日も出勤する私には無関係。京都嵐山や箱根はすごい人出らしい。 日曜日は昼寝もしたし、早くから寝たので本日は睡眠充分で体調よし。本ブログも一日おきのアップになってしまっている。元に戻さなくてはと思うが、取…

『南風』12月号

結社の会誌『南風』12月号が届く。今月は、いつもより来るのが早い。合わせて会費切れのご案内。来週振込します。原稿も頼まれていたので、そろそろ取り掛からねば。俳句はいつも通り3句選どまりだったが、「年間回顧 推奨の三十句(南風集より)」に私の…

『リアル』15巻発売

井上雄彦の『リアル』15巻が本日発売された。2019年から再開され、週刊ヤングジャンプに断続的に掲載されていたが、ようやく1冊になる分量になった。また、この作品の続きが読めるということにワクワクする。井上雄彦は『スラムダンク』以来の永年のファンで…

正座できますか

整形外科で右足のリハビリのマッサージをしてもらう。「正座できますか」との質問、足首が固くなっていて曲がりが不十分らしい。考えてみると最近正座をしたことがない。椅子とベッドの生活で畳に腰を下ろすということがない。自宅に和室はあるが、炬燵も使…

コロナ禍

日曜日、今週予定されていた高校時代の同窓会が延期となる。コロナ感染者の拡大で、会食は自粛しようかということになったからである。この同窓会の集まりもコロナで中断していて再開したのだが、再びの中断となってしまった。 感染拡大で消費行動は再び低下…

紅葉狩

快晴。妻と紅葉を見にドライブ。自宅を出て陶町から明智町に入り串原を抜けて、矢作ダムに出る。ダム湖の周辺も紅葉しているが、自然のままで雑然とした感じ。矢作川を渡り豊田市稲武の大井平公園へ。こじんまりとした公園だが、売店など無く純粋に紅葉の風…

斎藤茂吉『赤光』

斎藤茂吉『赤光』を読了。1913年初版だから、100年以上前の歌集だが、今なおその歌は迫り来る力を持つ。「死にたまふ母」の挽歌を超える作品は出てこない。 歌集タイトルの『赤光』は聞き慣れない言葉だが、赤い光という意味お経の一語である。斎藤茂吉にと…

かぐや姫

中学校の頃にフォークソングが大流行して、吉田拓郎、かぐや姫、井上陽水をよく聞いたし歌っていた。ニューミュージックと言い出す前の時代である。 2008年の吉田拓郎・かぐや姫のつま恋コンサートのDVDを見る。みんなおじさんになってしまっている。かぐや…

ワークマンはなぜ2倍売れたのか

ワークマンが今すごいらしい。『ワークマンはなぜ2倍売れたのか』(酒井大輔、日経BP)を読書中。小売業に携わる者としては、売上2倍と言うのは、ものすごい事。しかも商品を変えずに、売り方を買えただけでとなると興味深々。読んでいると、ワクワクド…

コロナ感染

母が入所している老健施設から、出入り業者にコロナ患者が出たとの報告。施設職員と入居者の検査結果は全員陰性で事なきを得た。ただし、再開されていた面会がまた中止されてしまった。当然の措置ではあるが、入居者にとってはつらい状況である。事態が好転…

えらい

「えらい」は岐阜県では日常会話で頻繁に使われる方言。意味は「しんどい、疲れる、くたびれる」。『昨日さあ、一日中家の片付けしたもんで、今日は身体がえらいでいかんわ』というようにしゃべっている。これが東京の人が聞くと「えらい」は「偉い」という…

わからない

マイ・ブームは、橋本治の評論エッセイを読むこと。今は『「わからない」という方法』(集英社新書)を読んでいる。1948年生れで、多彩な著述活動をした。身も蓋もないあからさまな橋本治の思考を辿るのが、面白い。わからないが橋本の思考のスタートなので…

外反母趾

右足が変形し痛みやしびれを感じるので、半日有給休暇にして、地元の整形外科を受診。外反母趾(がいはんぼし)と診断される。外反母趾の特徴的な症状は、足の親指(母趾)の先が第二趾のほうに「くの字」にまがり、つけ根の関節の内側に突き出したところが…

練り込み陶芸

テレビ東京制作の『世界!日本行きたい人応援団』を見ていたら、「練り込み」という聞き慣れないものに憧れたロシア女性アレクサンドラさんが、瀬戸市にやってきてその技法を学んでいた。練り込みというのは陶芸の技法で、金太郎飴のように色の違う粘土を重…

岐阜タンメン

今週の「秘密のケンミンショー」で、岐阜タンメンが取り上げられていて、最後まで地元びいきで見てしまった。ただ、岐阜タンメンという食べ物は、漬け物ステーキや鶏ちゃんのように地域的な広がりと歴史がある郷土食ではなく、一企業のブランドにすぎない。…

次の世も

次の世もわれを娶れよ君の辺に飯炊き鳥飼い花を育てむ 白岩ユリの歌。 ここまで言われたら男子の本望である。 手を振って出て行った彼女の夫は、そのまま出先で突然死んでしまった。夫を亡くした彼女の悲しみが切々と伝わってくる。

ハイボール

7パーセントのロング缶のハイボールを飲んでしまうと、もう途端に何もかも面倒になる。やりたいことややらなければと思うことがないわけではないが、すべては後回しとなる。 秋も深まってくると、なぜか酒が恋しくなる。若山牧水がしみじみ詠んだ短歌をつぶ…

閑話休題

仲間内の携帯句会へ出す俳句を7句作る。 今日はもう疲れたので、おしまい。 エネルギーが持続しないのは、年をとったということか。 正直に咲いてこぼれて鳳仙花 遠藤梧逸の句。

アロエ

最近スマホにアロエ製品の広告がさかんに出るようになり、変なサプリよりアロエでも飲むかと、ドラッグストアーでアロエの絞った原液を買ってくる。昔から民間薬として「医者いらず」と呼ばれ重宝されてきた。子供の頃家でアロエを栽培していたことは覚えて…

嬉しいこと 楽しいこと

毎日何か「嬉しいこと 楽しいこと」がないか探して暮らしている。 母を預けている施設からポリデントが無くなるので届けて下さいと連絡があり、持参すると面会禁止が解けて会っていかれますかと言われ、久しぶりにガラス越しではあるが母と話をする。コロナ…

第39回南風メール句会

第39回南風メール句会の結果が配信される。今回は69名参加、207句の投句。投句した3句がすべて選ばれたのは初めて。 なあと言ふ声にうなずく夜長かな 特選2、並選1 長月のかんらと鳴りし白き骨 特選1 秋冷やニュースに付きし効果音 並選1

恋愛関係の距離感

河野裕子が『現代うた景色』で、最近の恋の歌に感じる違和感を「距離」の問題と指摘している。時代は他人との距離を強く意識するようになったのは間違いない。 「距離を測りながらの恋愛とは、少しさめた高度な人間関係なのかもしれない。お互いの中に踏み込…

右城暮石

右城暮石の俳句を読んでいる。右城暮石の俳句は、真っ直ぐに物を見た飾り気のない詠みぶりで、やわらかな気持ちになり読んでいて気持ちがいい。奧さんを癌で亡くした後は、96歳まで俳句に没頭した晩年だった。80歳を超えて3冊の句集をだした、その情熱に驚く…