2020-01-01から1年間の記事一覧

宮崎美子の袋とじ

今週の週刊現代に宮崎美子の袋とじがついていてびっくり。宮崎美子は芸能生活40周年で、芸能界入りのきっかけとなった篠山紀信と組んで、カレンダー用の写真を撮影したらしく、最近は中高年ターゲットにシフト顕著な週刊現代の誌面にフィットしたのだろう。 …

美しい日本の名俳句1000

『美しい日本の名俳句1000』(彩図社、2020年)を購入。今井義和編集。 俳句好きには、自分だけのアンソロジーを組んで本にしたいという願望がある。この本もその一冊。俳句の分類を大きく「自然」「施設」に二分し、キーワードを設定して四季毎に俳句が並べ…

天神さんの古本まつり

昨日は雨だったが、今日は見事に快晴。 大阪で最も歴史ある屋外での古書即売会「天神さんの古本まつり」にでかける。 会場の大阪天満宮は学問の神様である菅原道真公を祀り、江戸時代までは上方の出版物がすべて献本されていたと言われ、書物に大変縁のある…

阿波野巧也『ビギナーズラック』

阿波野巧也の第一歌集『ビギナーズラック』(左右社、2020年初版)を買う。帯に斉藤斎藤が、「もしあなたが今本屋で、本文より先に解説を立ち読みしてしまっているならば、わたしの能書きはきれいに忘れ、とっととレジに行くべきなのだ。」と書いてあり、私…

『わかりません』と言えますか

授業や会議で質問ありますかと言われた時に、『わかりません』とあなたは言えますか。『わかりません』とは言えても、何がわからないかを説明するのは難しい。質問するには、相手の意見をよく聞いていないとできない。だから、説明するのは面倒くさいと、何…

人が動く要因は何か

人を動かすことによって、この世はまわっている。人が動くのは体験的に3つのPではなかろうか。 先ず第一はProfit(利益)。人に自発的に何かをさせようとするとき、利益に勝るものはないであろう。 第二にPressure(圧力)。精神的に追い込…

みだれ髪

いまや古典となった与謝野晶子の歌集『みだれ髪』を角川文庫で読んでいる。さすがに明治文学となると、分からない箇所もあって片頁に現代文で歌意が紹介されているのは読書の大いなる助けとなる。しかし、今さらながら与謝野晶子恐るべしである。発表された…

コバルト文庫『愛の詩歌』

徒然舎の文庫100均祭りで、コバルト文庫の『愛の詩歌』を見つける。この本は、愛をテーマにしたアンソロジーだが、短歌と俳句が主流で四季別に編集されている。詩は数篇しかなく、俳句を大野雑草子が短歌を大滝貞一が担当している。短歌は相聞歌がメインなの…

歩く人

台風が行ってしまい、本日は晴天。青天井というにふさわしい空。 こんな日は運動をしなければということで、散歩に出かける。 名古屋へくり出し、地下鉄で中村公園へ。赤い大鳥居をスタートに松並木を10分ほど歩くと、豊国神社。ひょうたん池の亀を眺めて…

天然的傑作

穂村弘の『ぼくの短歌ノート』より。人間は予感なしに病むことあり癒れば楽しなほらねばこまる円柱の下ゆく僧侶まだ若くこれより先いろいろの事があるらむ斎藤茂吉の2首。穂村弘のコメント。 あまりにもそのまんまシリーズ第二弾。「これより先いろいろの事…

欲望への順接性

引き続き穂村弘の『短歌という爆弾』より。 俵万智や加藤治郎や僕は全然違うように見えて、実はすごく似たところがあって、それは欲望への順接性ね。「恋愛素敵!」とか「美味しいもの食べたい!」とか「お金使うの楽しい!」とか。もしかすると先行世代が最…

共感ということ

穂村弘『短歌という爆弾』より。いずれも短歌の初心者の作品である。それぞれ自分の体験や気持ちに素直に作ったことがわかる作品だが、それにもかかわらずこれらの歌には読者を感動させる力が弱い。読者より先にまず歌の作者が自分で自分に共感してしまって…

斉藤斎藤

2番ホームの屋根の終わりに落ちている漫画ゴラクに降りそそぐ雨 斉藤斎藤という歌人のことは全く知らなかった。最近、短歌関係の本を読むようになって、斉藤斎藤という奇妙な名前と、短歌はいくつか読んだ。だから意識の底に関心はしまい込まれていたのだろ…

10月5日

10月5日は長男の誕生日。お祝いのメールを打つ。年末には息子も父になる予定。 会社の隣のビルが解体中、今日もよく揺れた。あと少しビルの壁が残っているが、なかなか完了しない。お昼は、豚肉の生姜焼き。月刊少年マガジンを読んで休憩。 今日は、川崎…

四天王寺秋の大古本祭り

第20回四天王寺秋の大古本祭りの宣伝チラシを見ていたら、コロナで古本市にもしばらくご無沙汰していた欲求不満が爆発し、大阪へ行ってきました。四天王寺も初めて、大阪の合同古本市も初めてで物珍しく、スタンプラリーにも参加し500円商品券ゲット。…

桔梗

桔梗は、秋の七草の一つ。鐘型の青紫の花は美しく、鑑賞用に育てたこともある好きな花。半沢直樹のドラマでも、ハナちゃんが大臣の胸に桔梗の花を挿し、花言葉は正義と説明し、印象的であった。この桔梗、中世の岐阜を支配した土岐源氏の家紋である。土岐氏…

徒然舎 第3回文庫100均まつり

岐阜市の古書店「徒然舎」が「第3回文庫100均まつり」を10月から1カ月開催。これに出されている文庫は、わたしが処分したものだからその行方が気になる。まだ、どれぐらい残っているのだろう。段ボール箱を何十箱も積んだからな。今回の宣伝写真には「西脇順…

九月尽

九月も今日で終り。コロナ禍は静かに続き、私自身は62歳となった。 本日、予約日を間違えていた「たかおかクリニック」受診。無呼吸症候群のため月1回行かなければならない。受診と言っても話題もなく全く形式的で、機械のレンタル代を納めに行くようなも…

曼珠沙華

通勤途上に、休耕田にしている家の田圃野そばを通るが、今年は畦に赤い曼珠沙華が咲いていて、ひときわ目を引く。去年までは見なかったが、種を運んだのは鳥か風か。植物の陣取り合戦は熾烈で、同じように見えて同じでない草叢の風景がある。山口百恵が歌っ…

五平餅

五平餅は、中部地方の山間部に伝わる郷土料理で、ご飯を串につけ味噌や醤油を塗って焼いたものをいう。団子型のものとわらじ型のものとある。私が家で子供の頃につくったのは団子型。 恵那市三郷町野井の道沿いの店で販売している五平餅が美味しいというので…

第66回角川俳句賞決定

『俳句』10月号を購入。第66回角川俳句賞決定の記事が載せられている。21歳の岩田奎氏が受賞。田中裕明の22歳最年少受賞記録を38年ぶりに更新、快挙である。岩田奎氏は、俳句甲子園で開成高校を団体優勝に導き個人の最優秀句賞を受賞した経歴を持…

俳句の縦書きについて

『俳壇』10月号に神野紗希が「俳句の縦書き/横書き 表記の効果」を寄稿している。私も以前、俳句の縦書きについて文章を書いたことがあるので興味深く読んだ。神野紗希は表記はそれ単体で力を発揮するのではなく、句の言葉が指し示すイメージと連動すること…

第38回南風メール句会

第38回南風メール句会の結果が配信される。 今回は66名参加、198句の投句。 呑み込みし葡萄に種のなかりけり特選1名。 新靴に足なじませて豊の秋並選1名。 今回も苦しい投句。

秋分の日

本日は秋分の日、秋分の日は国民の祝日だが、今日まで日にちが動いて決まった特定日でないことを知らなかった。全く関心がなかったというべきか。祝日法により天文観測による秋分が起こる秋分日が選定され休日とされる。通例、9月22日から9月23日ごろのいず…

敬老の日

世間は4連休。今日は敬老の日。ではあるが、私は仕事。明日も仕事。 敬老の日は、対象になるのはいつからなのだろう。年金を貰うようになると老人なのかな。でもまあ、高齢化の進展で世の中は年よりだらけ。あえてお祝いをする必要があるのだろうか。 お昼…

風和厘

友人の旨い蕎麦屋を見つけたとの話を聞き、出かける。蕎麦屋の名は「風和厘」。恵那市山岡町田代にあり、我が家から20分ほど。道の駅おばあちゃん市から車で3分。まあこんな山の中に、よく開業したなあと思う。開業は2018年らしい。ざるそばとかやく…

チャンピオンのカレー

昼食は、チャンピオンのヒレカツカレーを食べる。金沢カレーの元祖で、泥っとしたルーと刻みキャベツ、ステンレス皿に載せ、フォークで食べるのが特徴。カレーのフランチャイズと言えばCoCo壱番屋が独り勝ちだが、よく頑張っているカレー屋さん。一消費者の…

六十二歳

本日、誕生日。62歳となる。 感慨は特にない。 風邪をひいたのか、朝から頭痛。 午後から雨が降るというので、傘を持って会社へ行く。 本日は、栄のテレビ塔がリニューアルオープンの日、周辺の店がテレビで紹介されている。テレビ塔なんて上ったのは、いつ…

開高健の夫婦事情

嵐山光三郎の『生きる!』を読んでいたら、開高健の夫婦関係のことが書かれていて面白く読んだ。開高健の妻は、詩人の牧洋子で7歳年上、できちゃった婚である。開高は結婚した瞬間から後悔していたらしい。ベトナムへ行き戦争ルポルタージュを書いたのも、…

平田弘史

平田弘史といえば時代劇漫画の巨匠。コンビニで「平田弘史時代劇傑作線 義士不屈」という雑誌が売られてをり、伝説のデビュー作品「愛憎必殺剣」完全収録とある。「愛憎必殺剣」は1958年に漫画雑誌『魔像』に掲載された。表紙も入れて15頁、平田はこれ…